地附山地すべり現場が公園に生まれ変わりました
展望台からの眺望

地附山公園は、昭和60年7月26日に発生した地附山地すべり跡地(面積約25ha)のうち6.3haを公園として整備したものです。平成13年度より整備をはじめ、昨年平成16年10月23日から11月23日まで一部開園されていましたが、冬季間は閉鎖されており、この4月1日から再び開園されました。
開園時間は午前8時30分から午後4時30分までで、午後5時にはゲートが閉鎖されます。
地附山地すべりの教訓を忘れないよう、「防災メモリアル 地附山公園」と命名され、公園内には集水井やGPSなど、危険を防止する対策や工法などが見られるようになっています。
また、市内を一望できる眺望もすばらしく、旧バードラインにあった展望台から眺めた風景が思い出されます。
その他、子供たちが遊べるようにアスレチック施設や滑り台などが備えてあります。
長野市にとって痛恨の大災害であった地附山地すべり災害ですが、以後教訓を風化させることなく、無線網の整備や雨量、河川水位の観測システムの導入、広報のため市内各地への屋外拡声子局の設置など防災対策を進めてきました。また、防災アセスメントの実施や市内のほとんどの区で自主防災会が結成されるなど、尊い犠牲を無にすることがないよう務めてまいりました。
私も、平成5年4月から平成9年3月まで市職員として防災行政に携わって参りました。その間「信更涌池の地すべり災害(災害対策本部設置)」「阪神大震災(救援本部設置)」「平成7年7月梅雨前線豪雨災害(災害対策本部設置)」などの災害が発生しましたが、それまでの対策・準備のおかげで、長野市においては一人の犠牲者も出すことなく、対応することができました。また、私が在籍していた頃に地附山地すべり災害の記録をまとめた「真夏の大崩落」が完成したことも、良い思い出となっています。
いずれにせよ、長野市にとって忘れることのできない、地附山地すべりの被災地に公園ができ、子供たちの歓声が戻ってきたことに大変感動しました。安心・安全なまちづくりに、行政も市民もこぞって決意する場所として、多くの市民の皆様に訪れていただきたいと思います。
