活動ブログ
2014年8月29日
危機管理建設委員会現地調査(2日目)
昨日に続き、長野県議会危機管理建設委員会の現地調査です。
昨日の最後は、阿智村の土石流災害復旧現場の調査。
今日は松川町の宮ヶ瀬橋の架橋予定地、塩尻市の公営住宅建替事業、山形村の急傾斜地崩壊対策事業、筑北村のトンネル掘削予定地及び砂防堰堤の調査事業などを調査しました。
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このうち、塩尻市の公営住宅建替事業では、3つの県営住宅及び1つの市営住宅を廃止済または廃止予定として、新たに4棟からなる県営住宅(1棟は市営住宅)にしたもので、旧住宅に居住していた方達は、最初に建設した棟で移転が完了したとのことでした。
また、筑北村の砂防堰堤の調査は、平成7年の計画策定時には高さ28mのものが予定されていたのですが、その後の公共事業の再評価の中で高さ20mに縮小され、現在に至っています。しかし、近年、集中豪雨による被害が頻発していることから、堰堤の嵩上げの是非を検討するための調査を行っています。
砂防堰堤に満々と溜まっている水は深い青色でとても綺麗ですが、ひとたび災害になれば、多くの人達が犠牲になってしまいます。
私は、このような安全対策については、近視眼的な費用対効果といった視点で考えるべきではないと思います。
南木曽町や広島での災害を考えると、まだまだなすべきことは多いと実感しました。
今回は、とても有意義な現地調査となりました。